from RIYADH to TOKYO
- H. Inoue
- 1 日前
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来るべき大一番に向けての“前哨戦”と位置付けられた、昨年12月27日の“リャドシーズン”興行。主役の井上尚弥と中谷潤人はともに3-0の判定で勝利し、《そのとき》が無事に迎えられることになった!
井上 博雅
Hiromasa Inoue
ともにV
2025年12月27日(土)、出場予定だった「六人の侍」のうち一人はケガで、もう一人は対戦相手の“病欠”で、キャンセルとなってしまうアクシデントがあったものの、サウジアラビアのリヤドで The RING V : NIGHT OF THE SAMURAI は無事に挙行された。
なかでもこの春、2026年5月に東京ドームでの対戦が計画され、この興行でも共演するツートップ、井上尚弥(大橋)と中谷潤人(M.T)の存在感と注目度が際立っていたのは言うまでもない。
メインを張る井上はアラン・ピカソと、セミファイナルで登場の中谷はセバスチャン・エルナンデス(ともにメキシコ)と、それぞれ対戦。
井上はKOこそ逃したもののフルマークの内容で完勝し、一方の中谷は、3-0のユナニマスながらも大苦戦を強いられるスーパーバンタム級初戦だった。「中谷、負けていたのでは?」と見る向きもあるような際どいものになったことで、計画されている大一番への期待値が下がったと思った人もそれなりにいたようだ。
試合前日の公式計量後、「次」は中谷戦ではなく、5階級制覇を狙ってフェザー級タイトルに挑むことも考えている…などとモンスターがコメント。中谷の苦戦(あるいは敗戦?)を予感・予想していたかのような発言に、メディアもファンも少なからずザワついたことが思い出され、なんとなくスッキリしないものがあったといえばあったか。
しかし、この結果によって両雄の対戦が正式決定に向かって具体的に進み始め、日本ボクシング史上最大のメガファイトが実現する《その日》を、待ちに待てることになった。どちらか一方でも黒星がついたり、負けなかったにしてもケガなどしてしまったら、みんながみんながその気になっていたスペシャルプランが“ご破算”。そんなことにならなくてよかったよ――というのが、試合を見終わっての感想だった。
ともに《32-0-0》!
たしかに中谷は若干不安を感じさせる内容の判定勝利だったし、ピカソとの力量差を考えたら井上の試合だって予想と違う展開だった。
ともにKO勝ちし、最高潮に盛り上がってスーパーファイトへ! と期待していたのにちょっとガッカリ、なんて思った人に対しては、「ともにケガなく勝利」という、どんな皮算用よりも重要かつ必須の結果が出た。何はともあれ安堵・満足しなきゃいけないでしょ、と繰り返したい。
どっちも快勝してその時を迎えなきゃダメとか、期待値がMAXになるようでなきゃ盛り上がらない、と考えたり言ったりしてたらやれるものもやれなくなるし、ベスト(モアベター)な時期を逃してしまうことにもなりかねない。
井上がダイレクトに呼びかけ、中谷もスマートに応じて対戦機運が文字通り一気に現実味を帯び、同じ興行に登場する“前哨戦”でともに勝利。そしてそして、KO率こそ若干違うけれどともに《32-0-0(32戦全勝)》という、ありそうであまりない同じファイトレコードでの直接対決となる。
もうまさに「今でしょ!」なタイミングだろう。
試合前日の発言を「かき乱してしまって申し訳なかった」と釈明し「そりゃあもうやりましょう」と、モンスターも言葉を続けたとの報道も見聞きして安堵。
The SHOWDOWN ―――いよいよそろそろ、正式発表される頃だろうか。
2026.02.09





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