侍JAPANにも選出された大学生の「リアル二刀流」。今秋のドラフトを賑わせ、同じ「世代」の選手たちを刺激する存在となっていくのだろうか…
井上 博雅
Hiromasa Inoue
3月5日と6日に予定されていたチャイニーズタイペイとの強化試合は中止になり、アピールの機会はなくなってしまったが、野球日本代表「侍JAPAN」にアマチュアから選出された、日本体育大学4年・矢澤宏太(やざわ・こうた)。
今年秋、たぶん10月に開催されるドラフトでも1巡目指名(+重複 → 抽選?)が濃厚で、話題の中心になるであろう、左投左打の《二刀流》選手だ。
4年前、藤嶺学園藤沢高校時代にもプロ志望届を提出したものの、残念ながら指名されず、進学。
日体大では1年秋からリーグ戦に出場し…着実に成長し、最上級生になったこの春のリーグ戦は3番・ピッチャーで出場。7打数連続安打を記録するなど頭一つ抜けた活躍ぶりを見せている…のをピックアップしたBSフジの CROSSOVER で見た。
そこで―――
春も夏も甲子園には縁がなく、第100回の記念大会になった2018年の県(南神奈川)大会で撮れたのが最初で最後となった高校3年時の1枚(→)が、番組内で使われていて、個人的にニンマリ。
大学4年生の矢澤と同い年で、高校からプロへ進み4年目を迎えている20世紀最後…2000年度生まれの「同級生」は、根尾昂(中日)や藤原恭大(ロッテ)、吉田輝星(日本ハム)たちだ。
1学年下の佐々木朗希(ロッテ)や奥川恭伸(ヤクルト)、宮城大弥(オリックス)たちほど、プロ入り後に目立った活躍を見せている選手がまだ少ない「世代」への刺激に…なったらいいね。
2021.04.21
Photo : H.Inoue
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