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9月のSHO-TIME

史上初となるシーズン2ケタ勝利&30本塁打を同時達成した、エンゼルス・大谷翔平。チームは今季も沈んでしまったが、2年連続MVPの可能性も十分にある二刀流は、どんなラストスパートを見せてくれるだろうか――

井上 博雅

Hiromasa Inoue


WHO'S YOUR MVP?

 現地時間8月31日のヤンキース戦でゲリット・コールから逆転3ランを放ち、初の「2ケタ勝利+30本塁打」の同時達成を果たした、エンゼルス・大谷翔平。エンゼルスとの3連戦で大谷同様2本打ち、51号までホームラン数を伸ばしたアーロン・ジャッジとの《MVP》レースがホットになりそうな9月に入った。


 Two-Way Play――大谷が投打の二刀流でプレーしているのは、誰もが知るところ。ここまででも十分すぎるくらい、いくつもの「史上初」をはじめ、投打諸記録が誰以来の快挙、球団記録…といった実績を積み重ねている。


 そして今季は、昨年同様すでに規定打席数502をクリアしていることに加え、メジャー移籍後まだ果たせていない規定投球回数162にも、あと34まで近づいている。


 現地時間9月3日になった次回を含め、先発登板可能試合はあと6(34イニングを単純に6で割ると、5回2/3)。序盤に打ち込まれて降板…みたいなことがない限りは到達し、これまたメジャー史上初、規定打席と同時クリアの可能性大だ。


 先発ピッチャーとしての残り6登板、最初の3カードは同じ地区の首位を突っ走るアストロズ(2試合)と、イチローのルーキーイヤー以来21年ぶりのポストシーズン進出を狙うマリナーズ。その次も、ガーディアンズと地区優勝争いをしているツインズになるかもしれない。


15勝+40本 !?

 いずれも、今季エンゼルスより多く勝っているチームが中心。簡単なことじゃないけど、もしも登板する6試合を全勝できれば17勝! はさすがにムリとしても、負けは1ケタのまま、防御率も現状の2点台中盤をキープし、2つでも3つでも、できれば4つ勝ち星を積み重ね、《15勝》したら――


 そして、昨年はタイトル争いを繰り広げたホームラン(2位に20本差をつけて独走するジャッジが今季はキング当確か)。プレーオフ進出を争うチームが相手のときは特に、申告敬遠が増え、「勝負」の機会が減る可能性はあるものの…残り10カード31試合で、1カード(3連戦ないし4連戦)に1本のペースで打って、《40本》に届いたりしたら――


 MVP選考については、勝ち星やホームラン、防御率や奪三振など“表”の記録だけでなく、傑出度や勝利への貢献度を数値化した様々なデータも評価・考慮されるとはいってもやはり、去年とは違う「今までやった人がいないこと」をやってのけたりしたら――


 ひょっとしたらひょっとして、2年連続“ユナニマス・デシジョン”=満票での【MVP】獲得、なんて可能性だってあるか。


 いやいやいくら大谷翔平でもそこまではムリでしょ…と思う反面、彼ならこんなラストスパートもやってのけるんじゃないか、という想像もできる。


 チームはとっくにポストシーズン進出戦線から脱落し、残念ながら大谷が望む「ヒリヒリ」した9月には今年もなってないが、見る側にとっての楽しみはまだまだある、そう思える1カ月になったら――いいな。

2022.09.02


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