宿敵交錯 Plus

最終更新: 7月18日

以前触れたレナード、ハグラー、ハーンズ、デュランのライバルたち――1980年代に対戦しあった"Fabulous FOUR"――。この4人のうち3人と対戦していた、プエルトリコの天才児なども思い出した。

井上 博雅

Hiromasa Inoue


Special Edition "FOUR KINGS"

 最近、RING Magazineが『FOUR KINGS』と題した増刊号を出した。


The RING SPECIAL EDITION "FOUR KINGS"

 日本語版などなく、じっくり読める英語力があるわけでもないのに、この類のモノが出るとつい買ってしまうのだけど…巻末に、この4人と"かすっていた人"的な意味(だと思う)でピックアップされていた名前を見て思い出したのが、ウィルフレド・ベニテスだ。


 1979年11月、シュガー・レイ・レナードがいちばん最初に「世界」を獲得したWBCウェルター級タイトルを保持していたのが、ベニテス。17歳の最年少記録で世界チャンピオンになった、プエルトリコの天才児だ。


 このベニテスは《Fabulous FOUR》のうちマービン・ハグラー以外の3人――レナードと、トーマス・ハーンズ、ロベルト・デュランと対戦している。


順位変動 ^^;

 レナードの首位は変わらないが、前回つくった対戦表にベニテスを加えると、2位以下の順位がちょっと変わって――


レナード首位には変化なし。1つ勝ち星が増えるハーンズが、僅差でハグラーの上に…

 2階級目のスーパーウェルター級王座をベニテスから奪ったハーンズが、ハグラーを僅差で上回った。

 ベニテスは1勝2敗で、"勝ち点"はデュランと同じ3。負け数が少なく、直接対決でもデュランに勝っているので上に配置した。


 ビジネス事情、それぞれの選手や陣営に思惑はいろいろあったようだけど――ベニテスよりもっと、からんでいたらエキサイティングだと思うのが、アーロン・プライアー。


 ずっとミドル級だったハグラーとの接点はなかった可能性が高いものの、レナードやハーンズ、そしてデュランと、プライアーとが交錯していたらもっとヒリヒリしたろうか…と想像するのは楽しい。


 FOURではなくFIVEあるいはSIXになっていたら、もっと《Fabulous》だったな。

2020.05.10


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